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一般廃棄物処理において、収集可燃ごみの内メタン発酵に適したものを高温乾式メタン発酵処理するバイオマス設備と、発酵残渣および焼却に適したものを焼却処理する熱回収設備から構成されるコンバインドシステムである。
コンバインドシステムとしての新規性並びに比較的小規模な地方自治体におけるごみ処理施設への普及が期待できるものとして評価された。
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本システムは、循環型社会および低炭素社会を実現するため、一般廃棄物(都市ごみ)処理において、収集可燃ごみのうちメタン発酵に適したものを高温乾式メタン発酵処理する「バイオマス設備」とメタン発酵に適さないものおよびメタン発酵残渣を焼却処理する「熱回収設備」とから構成されるコンバインドシステムである。本システムを導入した南但クリーンセンター(兵庫県朝来市)は、2013年に稼働を開始した日本初の施設である。
バイオマス設備においては、厨芥類等のメタン発酵に適したものを特に分別収集する必要がなく、従来の方法で収集したごみを新たに開発した機械式選別装置により施設内で分別してメタン発酵に供している。発生したメタンガスを用いた高効率なガスエンジンによる熱電併給を実施している点において、50 t/d程度の小規模処理施設では国内で前例を見ない施設である。
さらに、発電した電気を「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」により電気事業者に販売することでランニングコストを大幅に低減しており、経済的にも優れたシステムとなっている。また、収集ごみを全量焼却する場合と比較して、発生する温室効果ガス(CO2)の量を削減でき、低炭素社会実現にも貢献している。 |
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連絡先
株式会社タクマ
〒660-0806 兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号
TEL:06-6483-2609 FAX:06-6483-2751
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