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太陽電池モジュールの2/3の重量を占めているカバーガラスについて超軽量の特殊ガラスを新たに採用し、従来比1/2に軽量化した結晶系太陽電池モジュールである。
独自の技術により大幅な軽量化を実現しており、屋根上設置などの設置可能性を高めていることが評価された。 |
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メガソーラーに適する土地が減り、今後の太陽光発電設置場所として屋根が改めてクローズアップされているが、屋根は耐荷重不足の問題があり、太陽電池を設置できないもしくは設置のためにわざわざ構造物の補強工事を行って太陽電池を設置する、といった事例が多く見られた。加えて、屋根上に太陽電池のような重量物を設置すること自体が地震国日本の当事者にとっては少なからぬリスクを背負うことにもなり、こうした事象が再生可能エネルギー普及の障害になる懸念が市場・業界ともに根強くあった。
結晶系太陽電池は主にカバーガラス、セル、封止材、バックシート、アルミフレームで構成されている。この内、太陽電池モジュールの2/3の重量を物理強化ガラス製のカバーガラスが占めている。カバーガラスを軽くできれば太陽電池を軽くすることができるが、物理強化ガラスは一定のガラスの厚みが無いと製造できない。現在世界標準となっているカバーガラスの厚みは3.2ミリである。
当社はこの3.2ミリの物理強化ガラスに代わる0.8ミリの化学強化特殊ガラス(弊社開発商品「LeoflexR」)を太陽電池のカバーガラスとして新たに採用し、太陽電池モジュールとしての各種品質試験もクリアして量産化を実現した。(化学強化ガラスは物理強化ガラスと製法が異なり、ガラス厚みの制限が無く製造可能。)
商品の特長は下記の通り。
- 量産化されている結晶系太陽電池としては世界最軽量レベル。(重量は『従来比1/2』の6.5Kg
/m2)
- 単結晶の結晶系太陽電池として、高い発電効率を実現。
- 耐荷重不足で設置を断念していた構造物(屋根部)への設置可能性を大幅に高めた。
- 女性でもひとりで持ちあげることができるほど軽量(9.5kg/枚)のため、施工負荷を大幅に軽減。
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補強工事をすること無く、超軽量太陽電池モジュールを設置した事例 |
弊社事業所(兵庫県高砂市)
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神宮司廳(三重県伊勢市) |
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連絡先
旭硝子株式会社 ガラスカンパニー システムソリューション部
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング
TEL: 03-3218-7770 FAX: 03-3218-7019
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