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浜松市ソーラーセンター事業として、「事業化支援・相談」、「事業者とのマッチング」、「データベース化」、「セミナー開催」など太陽光発電の導入を進める最前線として幅広い活動を実施している。
市をあげて太陽光発電の普及に取組む意欲が感じられる。特に、地元中小企業への働きかけや市民を巻き込んだ活動を展開していることについて評価された。 |
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《経過》 全国トップクラスの日照時間という地理的条件を活かして、太陽光発電導入日本一の目標を掲げる浜松市は、太陽光発電の普及拡大に向けたワンストップ窓口として平成25年10月に「浜松市ソーラーセンター」を開設。
こうした窓口を自治体自らが設置する例は極めてまれである。
業務は、地域の産業支援機関である「株式会社浜名湖国際頭脳センター」が市の委託を受けて実施している。
《事業概要》
太陽光発電導入日本一を牽引する司令塔として、下記の4事業を柱に活動を行っている。
【事業①】 |
太陽光発電事業化支援・相談事業
市民、企業、地権者、施工業者等から寄せられる様々な疑問に対してハンズオン支援を実施。
〔活動実績〕事業化支援・相談件数 延べ997件、平均5.3件/日(H26年8月現在) |
【事業②】 |
太陽光発電事業用地登録・マッチング事業
遊休地や遊休屋根を貸出したい地権者と発電事業希望者をつなぐマッチングを実施。
〔活動実績〕マッチング登録件数 延べ12件(H26年8月現在) |
【事業③】 |
太陽光発電関連事業者データベース事業
太陽光発電の施工実績や技術力等、一定の基準を満たした施工業者をデータベース化し公表。
〔活動実績〕データベース公表件数 延べ6件(H26年8月現在 |
【事業④】 |
太陽光発電セミナー開催事業
発電事業に関心を持つ個人や企業、施工業者のニーズに基づき、マンスリーセミナーや太陽光発電所見学ツアー等を開催。
〔活動実績〕セミナー開催回数 延べ15回、参加者 延べ808人(H26年8月現在) |
《成果》
- こうした普及拡大活動により、浜松市内で稼働中の69の大規模太陽光発電施設(平成26年7月現在/浜松市調べ)に対し、ソーラーセンターが支援した件数は約7割を占める。
- また、69発電所に占める大企業の割合は僅か7件(6社)であり、ほとんどが市民や中小企業による地元資本の発電所である。
- さらに、住宅屋根上への太陽光発電設備の設置も年間2,000軒を超える形で推移しており、毎年10MW以上が住宅屋根上のみで増加している。
- 平成25年度は、発電量ベースで年間約80,000MWh、一般家庭約2万世帯を賄える電力量が太陽光発電のみで増加した。
- これらの取組みの結果、経済産業省が平成26年8月に公表した固定価格買取制度に基づく「市町村別再生可能エネルギー発電設備導入状況」では、「発電能力10kW以上の太陽光発電の導入件数」が1,709件となり、全国1,741市町村の中で日本一であることが明らかになった。
《今後の展開》
- 浜松市では、エネルギービジョンに基づき、エネルギー自給率を2011年度の4.3%から2030年度には20.3%にすることを目標に掲げている。平成25年度末のエネルギー自給率は6.6%である。
- この目標を達成するためには、再生エネルギーを2011年度の154,756MWhから2030年度には、795,000MWh導入することが必要であり、太陽光発電はその7割を占めている。
- 今後もソーラーセンターを司令塔に太陽光発電の導入拡大に向けて全力で取り組んでいく。
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浜松市ソーラーセンター開設式
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事業者向け太陽光発電所見学ツアー
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事業化支援・相談内容 997件内訳(H26.8時点)
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10kW以上の太陽光発電設備導入件数(H26.4時点) 出典 経済産業省
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新エネ大賞
- 令和6年度
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- 令和元年度
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- 平成23年度
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- 平成21年度 第14回
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- 平成20年度 第13回
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- 平成19年度 第12回
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- 平成18年度 第11回
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- 平成17年度 第10回
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- 平成16年度 第9回
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- 平成15年度 第8回
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- 平成14年度 第7回
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- 平成13年度 第6回
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- 平成12年度 第5回
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- 平成11年度 第4回
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- 平成10年度 第3回
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- 平成9年度 第2回
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- 平成8年度 第1回
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