市が推進している「モデルフォレスト事業」における森林間伐材の有効利用などに関する先行事例となるべくバイオマスボイラー2基 (700kW) を自社に導入し空調エネルギーに活用している。
地域を代表する企業の一つとして、地方公共団体や林業関係者と連携し、森林伐採計画から間伐、チップ化、エネルギー利用までのスキームの一環として活動していることが評価された。
静岡県御殿場市のリコー環境事業開発センターでは、同センターから約2 ㎞に位置する箱根山系の二子森林地区から林業業者が切り出した未利用間伐材を、御殿場市の公共施設管理運営会社が仕入れてチップ化、これをリコーが購入して、木質バイオマスボイラーで燃焼し、センター内の空調・給湯に利用するという、木質バイオマスエネルギーの地産地消モデルの運用を開始した。
これまで活用されていなかった未利用間伐材を資源として利活用することにより御殿場地区の森林保全と地域活性化、およびセンターの低炭素化と燃料費削減を同時に実現する、地域連携の地産地消モデル。
リコーはこのモデルを確立し、木質バイオマスの利活用によるエネルギーの地産地消モデルとしてパッケージ化し、御殿場市内を始めとして、森林保全を進める他地域への普及促進に努めていく。
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