本製品は、商用実績のある700W 機のセルスタックをもとに高出力化させて、発電出力3kW の業務用固体酸化物形燃料電池(SOFC)コージェネレーションシステムとして商品化したものである。
本製品は、業界最高となる発電効率52%を実現し、排熱利用を含めた総合効率では90%を達成しており、これまで普及が進んでいなかった飲食店や中小規模ホテルなど低熱電比ユーザー向けへの普及が期待できるものとして高く評価された。
本SOFC システムは、発電出力3kW で、発電効率は業界最高52%、排熱利用(給湯)も含めた総合効率は90%を達成している。発電の心臓部であるセルスタックには、家庭用燃料電池エネファームtype S(700W)向けに量産している小型・高効率・高耐久のセルスタックを4 台採用し、発電時に発生する高温排熱を効率的に利用できる機器設計とすることで高効率なシステムを実現した。
発電システム本体の開発を京セラ(株)が、排熱回収ユニットの開発を(株)ノーリツが、そして顧客のニーズに合わせた仕様検討、開発機の実証試験、性能及び耐久性の評価を東京ガス(株)・大阪ガス(株)・東邦ガス(株)・西部ガス(株)が担当してシステムとして完成させた。小規模の飲食店や福祉施設などを中心に同システムを提案していく。
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