当該製品は既存の水路にそのまま設置するだけで発電できる流水式のマイクロ水車(定格出力1kW)である。
発電した電力をバッテリに充電し消費する「独立電源タイプ」と、系統に接続して発電した電力を電力会社に売電できる「系統連系タイプ」の2種類を開発した。系統連系タイプは、業界初となる回転速度制御により発電電力を最大化する機能を付加しており、また、ゴミ付着時等に水流から引き上げる機構を装備している。
電力インフラが整備されていない場所での電力供給や売電により、農業水利施設の維持管理費の負担軽減に寄与するものとして評価された。
従来の小水力発電は水位の落差を作る大掛かりな落差工事に多額のコストが掛かることが課題であった。また従来の流水式の小水力発電装置は、発電力が小さい、装置が大掛かりでイニシャルコストが大きい、異物対策が不十分等の課題があった。これらの課題を解決すべく世界に先駆け開発された「NTNマイクロ水車」は、以下の独創的な技術を有する。
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