「秋葉第一発電所」の一括更新工事(22,650kW×2台から23600kW×2台に出力増)において、水車操作機構の一つであるハイブリッドサーボシステム(以下、「HSS」という)について、新方式(HSSによる入口弁操作化、アキュムレータ複合制御化)を開発・導入し、部品点数の削減・省スペース化・コストダウンを図った。
なお、20,000kW以上の大容量フランシス水車にHSSを使ったシステムを導入するのは初である。
今後の水力導入拡大に対して設備信頼度・保守性の向上とコストダウンを同時に実現するハイブリッドサーボシステム技術が貢献できるものとして評価された。
HSSについて、従来と比較し、部品点数の削減・省スペース化・コストダウン・設備信頼度の向上を実現させるべく、「HSSによる入口弁操作化」、「アキュムレータ複合制御化」の2件の新方式を開発し、特許を取得し(特許第6139041号、特許第6298207号)、秋葉第一発電所に導入した。新技術開発により主に以下の効果が得られた。
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