ガスエンジン発電機とパワーコンディショナー(PCS)を組合わせた低圧連系発電ユニットの開発を行い、同社が所有する七飯町バイオガスプラント(50kW)に導入した。
低圧連系用に対応したPCSの入手が困難な現状において、発電ユニットを開発・導入し売電を可能とした。また、バイオガスプラントにおいて、家畜糞尿と食品残渣の混合によるバイオガス増量(発電量増加)や消化液を地域に還元する等の取組みも行っている。
低圧連系を行う小型バイオガスプラントは今後ますます需要が増えることが予想される。小型発電を効率的に、経済的に利用できるシステムが出来ており、地産地消の実現が期待できるものとして評価された。
生活協同組合コープさっぽろの目指す循環型社会の実現の取り組みの一環として、グループ会社の㈱エネコープは酪農家のふん尿、店舗や地域から出る食品残さなどの廃棄物をメタン発酵させ、バイオガスと肥料効果の高い液肥を作り出す小型バイオガスプラントを建設し6年間運営している。コープさっぽろの組合員や自治体、大学など毎年多くの見学者が訪れている。
2017年から新たな取組みとして開発したガスエンジン発電機とパワーコンディショナー(PCS)を組合わせた低圧連系発電ユニットにより、全国的にも珍しい50kW以下の低圧での売電を実現した。
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