愛知県が中心となり県内の1,200以上の会員(企業、大学、自治体)が一丸となって水素エネルギー社会形成のために多様な取り組みを行っている。「愛知県水素エネルギー社会形成研究会」やFC車両メーカー、インフラ事業者等が中心となった「あいちFCV普及促進協議会」等の活動推進や、「水素ステーション」の整備、各種産業展等でのFCVやFCフォークリフトの「展示試乗会」、中部国際空港を中心とした様々な「普及啓発イベント」を実施している。
このように、水素社会実現に向けた先導的な普及啓発活動が展開されており、また他地域への波及が期待されるものとして評価された。
愛知県では、2015年に「愛知県水素エネルギー社会形成研究会」を設立し、水素に関する情報共有や、水素を利活用したプロジェクトの立案・推進を図ることで、水素エネルギー社会の形成を推進している(会員数1,222人)。
また、県内全自治体・FC車両メーカー・インフラ事業者等で構成する「あいちFCV普及促進協議会」の活動を通じ、地域が一体となった水素ステーションの整備に加え、市町村が開催する各種産業展等においてFCVやFCフォークリフトの展示試乗会を通年開催し、広く県民に対する普及啓発やFCVの導入促進のための取組を実施している。
特に、中部国際空港(セントレア)を含む空港島エリアにおいて、官民が連携して水素エネルギー利活用モデルケースを形成するべく、水素ステーションなどのハード整備、燃料電池車両の導入を進めている。この取組を県内外に幅広くPRするため、空港島を中心とした普及啓発イベントを開催し、水素社会の実現に対する気運醸成に努めている。
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