自社の技術研究所の移転に伴い、管理中枢機能オフィスに太陽光パネル(110.7kW + 21.6kW)を設置、豊富な井水を利用した地下水や地中熱などの再エネを最大限導入し、省エネ技術と併せて活用する事でZEBを達成している。
再生可能エネルギーの積極的な取り組みを行っており、一次エネルギー消費量ベースで、生産量が消費量を大きく上回り、ZEBを達成していることが評価された。
本施設は、「ZEBと知的生産性を向上する次世代型オフィス」をコンセプトに、研究開発施設の管理中枢機能オフィスとしての使い勝手やランドスケープとの融合を両立しながら、再生可能エネルギーを最大限に活用する事で、ZEBを達成することを目標に計画された。建設地は、2本の一級河川に挟まれており、緑が豊富で自然豊かな環境にあり、再生可能エネルギーとなる豊富な井水を利用した空調システム、屋上および南壁面を利用した大容量の太陽光発電などが、ZEB実現に大きく寄与している。
ZEB要素技術として導入した主な再生可能エネルギーは、太陽エネルギー(発電・光利用)、地下水および地中熱、自然風であり、建築デザインに融合させつつ、最大限に活用している。その特徴としては、
で、竣工後2年が経過する中で、継続したコミッショニング活動による運用改善をしながら、『ZEB 』を達成している。
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