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新エネ大賞

New Energy Award

新エネルギー財団会長賞
令和2年度 新エネ大賞
新エネルギー財団会長賞【地域共生部門】

浜松市の地域特性を生かした地産地消分散型エネルギー事業 (浜松グリッド8)

(株)シーエナジー、浜松市、(株)浜松新電力
令和2年度 受賞事例 新エネルギー財団会長賞

受賞のポイント

大規模太陽光発電(1.7MW)と蓄電池を導入し、地域新電力を通じて市所有の中学校、病院、図書館などの公共施設を自営線で結び電力を供給する取組みである。 余剰電力が発生した場合は自営線で結ばれた8つのマイクログリッド内の各施設で自家消費する。さらに余剰電力が発生する場合は、他のマイクログリッドの各施設に融通して消費することにより電力を融通し合う枠組みを構築しており、エネルギーの自給率を最大限に高めている。他の自治体への波及が期待されるものとして評価された。

地域共生の概要

本事業は浜松市の日本トップクラスの日照時間を活かして太陽光発電設備(以下、PV)等を導入するとともに、(株)浜松新電力と連携して、エネルギーの地産地消と地域のレジリエンス向上を目的とした、地域共生事業である。

浜松市の都心部から中山間地域までの8か所で、隣接する2つの公共施設を自営線で結び、8つのマイクログリッドを構成した。各マイクログリッドには、PV、蓄電池(PV総容量:1.7MW、蓄電池総容量:0.2MW)を設置し、8つのMG全体をエネルギーマネージメントシステムで制御する「浜松グリッド8」を構築した。

PVで発電した電力はPV設置公共施設で自家消費し、余剰が発生した場合は自営線で結ばれた隣接公共施設で自家消費する。さらに余剰電力が発生した場合は、(株)浜松新電力を介して、他のマイクログリッドに融通して消費することにより、8つのマイクログリッドで発電したPV電力は、8つのマイクログリッド内で全て使い切り、エネルギーの自家消費率を高めた。また災害等で系統の電力が遮断された場合は、PVおよび蓄電池からあらかじめ定めた重要負荷に電力を供給することで、地域のレジリエンス向上を実現した。

浜松市の地域特性を生かした地産地消分散型エネルギー事業 (浜松グリッド8)

受賞者による広報活動

【連絡先】

  • 株式会社シーエナジー 営業部
    愛知県名古屋市東区東桜1-13-3
    TEL 052-950-3972 / FAX 052-950-3971
  • 浜松市 産業部エネルギー政策課
    静岡県浜松市中区元城町103-2
    TEL 053-457-2501 / FAX 053-3730-8104
  • 株式会社浜松新電力
    静岡県浜松市中区東伊場2-7-1
    TEL 053-455-5077