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新エネ大賞

New Energy Award

経済産業大臣賞
令和3年度 新エネ大賞
経済産業大臣賞【地域共生部門】

地域から地域へ 木質資源の地産地消

TJグループホールディングス(株)
令和3年度 受賞事例 経済産業大臣賞

受賞のポイント

本事業は、木質廃棄物などを資源化し、バイオマス発電を行い(約5,750kW)、バイオマス電力を供給する一連の事業であり、「木質資源の地産地消」を実現した地域共生事業である。特に、都市部で発生する木質廃棄物(一般廃棄物、産業廃棄物)を資源化しバイオマス発電を行い、電力は公共施設などに供給している点が先進的である。

地域の雇用創出にも貢献し、地域に根差した企業活動に取り組んでいる。都市部で多く発生する木質廃棄物などを有効利用し、持続性も有する地産地消のモデルとして高く評価された。

地域共生の概要

TJグループホールディングス㈱は、木質廃棄物・山林未利用材の資源化を行う㈱都市樹木再生センター、木質バイオマス発電を行う㈱BPS大東、バイオマス電力を供給する㈱グリーンパワー大東の3社で「地域から地域へ」を合言葉に大阪府大東市を拠点として、木質資源の地産地消に取り組んでいる。

都市樹木再生センターでは木質廃棄物や山林未利用材をバイオマス燃料に資源化(一般廃棄物、産業廃棄物、山林未利用材年間資源化量 約10万トン)、BPS大東ではその燃料を使用して木質バイオマス発電を行う(年間燃料使用量約6万トン、年間送電量約4,000万kWh)。グリーンパワー大東は小売電気事業者としてバイオマス電力を木質廃棄物の排出先を中心に供給をしている(大東市公共施設をはじめ近接自治体、企業の施設など)。

本事業は、暮らしの中で必ず毎年安定的に発生する木質廃棄物を主な燃料として活用することから地域を選ばず実践が可能であること、燃料集荷の安定性が見込めることが大きな特長である。

また地域に根差した事業として雇用の創出や、地元自治体と災害時における施設の開放や災害廃棄物の処理の協力について協定を締結するなど、地域の安全と発展にも貢献できるような事業をめざしている。

地域から地域へ 木質資源の地産地消

受賞者による広報活動

【連絡先】

  • TJグループホールディングス株式会社
    大阪府大東市大字龍間1266番5
    TEL 072-869-0080