産業会議・委員会
Committee
廃棄物発電委員会
廃棄物発電委員会は、自治体、エンジニアリング会社、電力関係団体等を構成メンバーとして委員会活動を展開している。廃棄物発電の特徴として、主目的が一般廃棄物処理の処理であり、発電は二次的なものであるが、廃棄物処理と発電とのミッションの両立を掲げて、以下のような活動をしている。
(1)委員会構成
- 委員長:田中 一幸 (一財)日本環境衛生センター資源循環部次長
- 委員数:9名
(2)令和6年度 活動状況
例年と同様に、委員会と分科会を設置、分科会運用は合同分科会方式で開催した。
委員の業務状況を考慮しながら、原則、対面での意見、情報の交換に努めた。
委員会活動の主要行事は以下の通り、
(1) 令和6年度「廃棄物発電システムの導入促進に関する提言」のとりまとめ
提言項目は以下の通り。
①「出力制御における廃棄物発電の位置づけの明確化と周知徹底を」
②「廃棄物発電施設における設備利用率向上と地域の廃棄物の混合処理推進を」
③「廃棄物処理施設のエネルギーセンターとしての位置づけと災害時の弾力的運用の推進を」
④「廃棄物発電における適切なFIT/FIP制度利用申請の確実な認定を」
①「出力制御における廃棄物発電の位置づけの明確化と周知徹底を」
②「廃棄物発電施設における設備利用率向上と地域の廃棄物の混合処理推進を」
③「廃棄物処理施設のエネルギーセンターとしての位置づけと災害時の弾力的運用の推進を」
④「廃棄物発電における適切なFIT/FIP制度利用申請の確実な認定を」
(2) 環境省廃棄物適正処理推進課との面談(環境省会議室、開催)
日時:令和6年5月13日(月)午後
面談者:環境省 環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課
概要:廃棄物発電委員会として令和5年度提言を説明、今後につき意見交換。継続した面談実施を約す。委員会からは委員長、主査、委員、事務局計6名出席。
面談者:環境省 環境再生・資源循環局 廃棄物適正処理推進課
概要:廃棄物発電委員会として令和5年度提言を説明、今後につき意見交換。継続した面談実施を約す。委員会からは委員長、主査、委員、事務局計6名出席。
(3) 現地視察会開催(委員会と併催)
日時:令和6年11月27日(火)午後
視察先: 川崎市橘処理センター施設
テーマ: 廃棄物処理施設におけるFIT/FIP適用の実情のヒアリング、今後の対応
概要: FIT/FIP適用の実情について、視察先である川崎市の担当者から話を伺うとともに、名古屋市にもWebで参加いただき意見交換を行うとともに状況を整理した。
(3)令和7年度 活動方針
令和7年度委員会活動キーワード:「設備の利用率向上と有効活用」「出力制御時の廃棄物発電の位置付け明確化」
令和6年度は、昨年度作成の「廃棄物発電の導入促進に関する提言」をフォロー、フィードバックを得ながら、引き続き廃棄物発電に関する最新状況、エネルギー情勢全般を調査、分析、検討。廃棄物発電の直面する課題に継続して提言を作成した。 令和7年度も昨年度に作成した提言をフォロー、今後の廃棄物発電の課題の抽出と対策の検討を行い、必要に応じて新たな提言に結び付けて行きたい。
*テーマ
- 廃棄物発電をめぐる動向、関連する制度について
(主に発電事業、系統連系、熱利用、CCUS等に関する調査検討と提言案作成) - 廃棄物発電の普及策や技術開発について
(産業廃棄物及び一般廃棄物を用いた発電の効率向上等に関する調査検討他) - その他