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新エネ大賞

New Energy Award

新エネルギー財団会長賞
令和5年度 新エネ大賞
新エネルギー財団会長賞【商品・サービス部門】

汚泥熱可溶化装置導入による排出汚泥の減量とバイオガスの増収

三菱化工機(株)
令和5年度 受賞事例 新エネルギー財団会長賞

受賞のポイント

本商品は、下水処理施設における脱水汚泥の減量化とバイオガスの増収を目的とした、汚泥熱可溶化装置である。

本装置により汚泥中の有機固形物の分解率を向上させることができ、脱水汚泥の排出量を低減させ、バイオガスの増収を可能としたものであり、先進的な技術として評価された。

今後は他地域の下水処理施設への展開を期待する。

商品・サービスの概要

下水処理場の多くで採用されている嫌気性消化は、下水処理によって発生する下水汚泥の減量化・安定化を図るばかりでなく、60%程度のメタンを含有するバイオガスを回収し、再生エネルギーとして発電等に利用可能な有効なプロセスです。

汚泥熱可溶化装置は、嫌気性消化に組み込み、消化脱水汚泥を熱改質して消化タンクに返送することで、汚泥中の有機固形物の分解率を向上させ、廃棄物である脱水汚泥の排出量を減量させると共に再生エネルギー源としてのバイオガスの増収を可能にする装置です。

本装置によって熱改質された汚泥は、消化タンクの加温源となり、従来式の消化タンク加温設備によって加温される中温消化と比較したメリットは、下記となります。

  • ①消化率:10~12%増加
  • ②バイオガス発生量:17~26%増加
  • ③脱水汚泥含水率:4~6%低減
  • ④排出汚泥量削減:40~50%
  • ⑤消化日数:15日で運転が可能(消化槽タンク投入汚泥3.5%)
  • 技術的な特徴
    脱水汚泥を熱改質するため、熱改質のための加温に必要なエネルギーが小さく、加温に必要なエネルギーは、従来技術である中温消化における加温必要エネルギー同等です。
  • 排出汚泥量削減、バイオガス発生量増加による温室効果ガス排出量削減への寄与
    日平均30,000m3の下水処理場での消化タンク加温設備の改修において、本装置導入時の温室効果ガス排出削減量は1,052t-CO2/年と算出されます。(図2グラフ参照)
汚泥熱可溶化装置導入による排出汚泥の減量とバイオガスの増収

受賞者による広報活動

三菱化工機株式会社

【連絡先】

  • 三菱化工機株式会社
    水環境営業部
    TEL 044-577-7740 / FAX 044-577-7760