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新エネ大賞

New Energy Award

新エネルギー財団会長賞
令和5年度 新エネ大賞
新エネルギー財団会長賞【分散型新エネルギー先進モデル部門】

国内初の未利用バイオマスを活用した液化バイオメタン地域サプライチェーンモデル

エア・ウォーター(株)
令和5年度 受賞事例 新エネルギー財団会長賞

受賞のポイント

本事業は、家畜糞尿由来のバイオガスから製造した、液化バイオメタン(LBMと呼ぶ)の地域サプライチェーンモデルである。家畜糞尿由来のバイオガスを回収/輸送し、製造プラントにてLBMを製造し、LBMを各種燃料に利用する一連のサプライチェーンを構築した事業モデルとして評価された。

普及に向けてコスト低減や他の廃棄物の未利用資源の活用について期待したい。

分散型新エネルギー先進モデルの概要

国内で初めて、点在する酪農家から家畜糞尿由来の未利用バイオガスを回収し、液化バイオメタン(LBM:Liquefied Bio Methane)を製造、そして既存LNGインフラを最大限活用してLBMを供給・消費するというグリーンな地域サプライチェーンモデルを構築した。LBMは、都市ガス代替燃料として民間企業・自治体で利用する他、LNGトラック燃料やロケット燃料、船舶燃料として利用が可能である。2023年現在は、2件の酪農家のメタン発酵設備から出てくるバイオガスをバイオガス捕集設備にて圧縮、前処理し、バイオガス吸蔵容器に集めてLBM製造プラントまで運ぶ。LBM製造プラントでは輸送されたバイオガス吸蔵容器からバイオガスを抜き出し、二酸化炭素や水分を除去し、約-160℃まで冷却することでメタン純度99%以上の液化バイオメタンを製造する。現状、製造したLBMは工場のボイラー燃料や、LNGトラック燃料、船舶燃料として利用している。

国内初の未利用バイオマスを活用した液化バイオメタン地域サプライチェーンモデル

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