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新エネ大賞

New Energy Award

新エネルギー財団会長賞
令和7年度 新エネ大賞
新エネルギー財団会長賞【地域共生部門】

再生可能エネルギーの地産地消及び産業競争力強化の両立に向けた地方自治体と産業をつなぐハブとしての取組

トヨタ自動車東日本株式会社、一般社団法人 東北自動車産業グリーンエネルギー普及協会、岩手県企業局
令和7年度 受賞事例 新エネルギー財団会長賞

受賞のポイント

本取り組みは、地方自治体・再生可能エネルギー事業者・地元の自動車産業の連携による「再生可能エネルギー電力(再エネ電力)の地産地消」と「地域産業の競争力強化」を図る取り組みである。

岩手県企業局は電力供給先の選択において地産地消・地域貢献を評価できる公募を実施しており、トヨタ自動車東日本株式会社(TMEJ)は、このような東北の再エネ電力に着目。東北の自動車関連企業に再エネ電力を安定的かつ安価に供給し、ものづくりの競争力を高めることを目的とした小売電気事業者 一般社団法人東北自動車産業グリーンエネルギー普及協会(TAGA)を令和4年11月に設立した。TAGAは令和6年4月から電力事業を開始。令和6年度の販売電力量は88,430MWh/年で、単年で黒字化を達成した。令和7年度においても継続して再エネ発電所とその供給先となる自動車関連企業を追加し、事業の成長と安定化を見込んでいる。自動車産業のサプライチェーンと地方自治体等が連携して対応しているモデルケースであり、カーボンニュートラルだけでなく、災害時には地域の防災拠点への電力供給を行うためのコンソーシアムを形成しており、地域に貢献する活動として評価された。

地域共生の概要

TMEJは、東日本大震災からの東北復興への永続的な貢献を目的に東北に設立されました。近年、カーボンニュートラル(CN)達成は自動車産業にとってグローバル市場での競争力を左右する重要な課題であり、安定的かつ競争力のあるコストで再エネ電力を調達することは必要不可欠です。

この背景を踏まえ、令和4年に岩手県内の自治体(花巻市、北上市、奥州市、金ケ崎町)にも参画頂き、TMEJが小売電気事業者TAGAを設立。

岩手県企業局と協働・連携して取り組んでいる岩手県内の再エネ電力の地産地消を皮切りに、各地域の発電事業者とも連携し、その再エネ電力を東北の自動車産業に供給する事で、再エネ電力の地産地消と自動車産業のCN化を推進しています。

一方、TMEJ内だけでなく、サプライヤー各社も太陽光パネルを可能な限り設置しており、発電・自家消費すると共に、余剰電力については、TAGAが企業間で融通し、再エネ電力を効率良く使い脱炭素普及に貢献しています。

また自動車産業は裾野が広く、自社のみではCN活動が進まない、地域の自動車サプライヤーには、各社の状況に応じた省エネ支援を行い、経費削減とともにCN意識の向上につなげています。

これらの取組は、再エネ電力の地産地消と産業競争力の強化を両立し、東北内での循環型経済の実現に寄与するものであり、TAGAは、地方自治体と産業を結ぶハブとして機能し、地域共生型のカーボンニュートラル推進モデルという新しい仕組みを実現しています。

TMEJ・TAGAは今後も地域・自治体と連携して脱炭素社会の実現に貢献し、環境に優しい車を世界に向けてお届けしていきます。

地域共生の概要

【連絡先】

  • トヨタ自動車東日本株式会社: CN推進室 藤崎
  • 一般社団法人 東北自動車産業グリーンエネルギー普及協会: トヨタ自動車東日本㈱ CN推進室 藤崎
  • 岩手県企業局: 経営総務室 菊池