Topics&News-2023年-

委員会活動報告

風力委員会現地委員会報告(長崎・五島)(11/20-21)

①日時及び内容:

11/20(月)
午後
「五島市ゼロカーボンシティ取組み」プレゼン@五島市役所
風力委員会
11/21(火)
午前
1)浮体式洋上風力発電施設模型による事前説明
(福江港ターミナル2階)
2)浮体式洋上風力発電施設海域(崎山沖合5キロ地点)視察
「はえんかぜ」周辺で説明
3)戸田建設(株)建造ヤード視察
浮体式風力発電施設部品、ケーブルなど

②概要:

1)経緯

2010年
環境省実証事業受託
2012年
小規模試験機(1/2スケール、100kW)設置
〜 系統連系した日本初の浮体式洋上風力発電施設
2013年
実証機(2,000kW)設置
〜 日本初の商用スケール浮体式洋上風力発電施設
2015年
実証機を崎山沖へ移動
2016年
環境省事業終了後、五島市と五島フローティングウインドパワー合同会社による運転継続

2)施設概要

  • ・風力発電機:ダウンウインド型(2MW級)
  • ・浮体施設:ハイブリッドスパー型、3点係留カテナリー方式
  • ・計画:現在3基設置、最終計画9基

3)視察概要

当日は天候に恵まれ、施設の至近距離(ロータ直径80mまで)まで船が近づくことができた。残念ながら発電風速の4mの風況ではなく、ブレードが回転する様子は見られなかったが、施設の巨大さ(高さ約100m)、施設の詳細(付着物、落雷修理の状況など)を見ることができた。

また、港湾地区にあるヤードを見学、洋上では見られない海中にある浮体構造(上部、下部)、係留ケーブルを間近に見学。また、ブレード、ハブ、ナセルなどの上部構造物などの大きさも見学できた。長さ約170mの船が縦に浮かんでいる実感を味わった。

今後の追加施設により、はえんかぜと合わせて18.8MWの発電が計画されている。

はえんかぜ
はえんかぜ事前説明 戸田建設のヤード前
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